やまと、発進!

掲載日:2019.02.05  
カテゴリ:コラム  
校舎:ハンス

こんにちは! 海田校 上野です。


厳寒の中、

皆さまいかがお過ごしでしょうか。


風邪が流行し、

インフルエンザも猛威を振るっておりますが、

お元気でらっしゃいますか。


極秘裏に建造された

日米共同開発による

最新鋭原子力潜水艦シーバット。

試験航海中突如行方不明に。


再びその姿を現したとき、

その艦は独立戦闘国家「やまと」を名乗り、

世界の恒久的政軍分離を遂行すると宣言。

核兵器搭載の疑惑を世界に抱かせたまま、

海江田四郎艦長の下、

全乗員47名は

その卓越した操艦技術と

ためらわぬ武力行使により、

一路ニューヨーク国連本部を目指す。


それを阻まんとするアメリカ海軍、

および諸大国。そのとき日本は!?


上記は

広島県尾道市出身の

漫画家かわぐちかいじ氏による作品

「沈黙の艦隊」
(講談社モーニングKC 1988~1996年 全32巻)

のあらすじです。


少々時期を失しましたが、

年末年始の長期のお休みに

たまったビデオや本を

一気に見直したいという

世のお父さん方は多いのではないでしょうか。

ご多分に漏れず私もそうです。


そして、

この正月休みに選んだのが

「沈黙の艦隊」でした。
(S・セガール主演の映画ではありませんよ)



作品自体は

1988年発表のもので

完結からも随分と立ちます。


しかし、

久々に読み返してみると、
(実に25年ぶりくらいでしょうか)

みごとにはまりました。

激熱です。


当時も

次巻が出るのを楽しみにしていた記憶があるのですが、

一気読み
(とはいえ、実はまだ19巻までしか読んでいません)

してみると、

これがおもしろいのなんのって。

何より圧倒的な画力で描かれていますから、

その迫力たるや。


「男の子」ならば

「燃える」こと間違いなしです。

実写映画化するなら、

ハリウッド製作を希望!



現在の世界は、

出版当時の世相とは

ずいぶんと違います。


なにしろ

ソ連崩壊・冷戦終結前に「出航」していますので
(連載中に修正は加えられたようです)。

とはいえ、

フィクションでありながらも

近・現代歴史を覗く興もあり、

日本の政治を理解するうえでも十分役に立ちます。


トランプ大統領の登場、

中国の大国化が進む現代

だからこそ

「非核」「非戦」を訴えるこの作品は

一読の価値ありと思います。


最近、

社会科の歴史学習の補助に

「漫画」が推奨されていますね。

お父さん方のみならず、

興味を持った少年少女諸君にもおすすめします。

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