広島の中学入試はこう挑め! ~広大附属中学校~

掲載日:2018.10.08  
カテゴリ:コラム  
校舎:小學舎

まずは広大附属中学校を紹介します。

言わずと知れた、広島市内唯一の国立・男女共学・中高一貫校です。
男女ともに志願者が多く、この少子化のご時世に男子5倍、女子7倍というとてつもない受検倍率になっています。
(ちなみに、附属中学は「入学試験」ではなく「入学検査」なので、「受験」ではなく「受検」です。)
自由・自主・自立の校風の下、学業のみならず、多くの学校行事に生徒が積極的に参画する様子は、全人教育の名にはじない素晴らしいものです。
スーパーサイエンスハイスクールの指定を受け、科学技術の重点教育を行っている一方、マスゲームなどで大いに盛り上がる体育祭など魅力あふれる学校です。
長井ゼミにも、高校部世界史の平岩眸先生、小學舎広島校文系科目担当の渡守武邦明先生、河部一成先生など出身者がおります。


それでは、入試の傾向と対策を。

国語

・文章読解問題は,他の中学と比べても決して長くはなく,昨年度は説明文(2500字程度・設問数12問),物語文(4000字程度・設問数11問)となっています。説明文は話題自体が小学生にとってはハードルが高いものなので,普段からより高学年の文章を読む練習が必要です。
・大問3として変わったタイプの記述問題(図形を他の人に口頭で伝える時にどのように伝えるか。原告と被告の供述を聞いて判決を下す。放送での聞き取り問題など。)が出されることがありましたが,ここ数年は出題がありません。ただ,出題された場合は何度も高く,時間もかかるものが多いので,説明文・物語文の方に重点を置いて解答するほうがよいでしょう。
・昨年度の記述問題は,50字以内が3問,25字以内・30字以内が各1問と総設問数における記述問題の割合が高くなっていました。例年は,100字近い記述問題が出題されています。地の文や会話文にはっきりと述べられない登場人物の心情を,表情や行動,慣用的な表現から読み取らなければならず,難度は高いものになっています。普段から説明文の要約・物語文のあらすじを書く練習をしておくとよいでしょう。


算数

・学校で習わない「特殊算」(つるかめ算など)の出題はありません。学校でも履修する単元の中から「思考力」を問う問題が出題されます。ただし、塾で習う解法が応用できる問題も多いので演習を積み重ねが必要です。
・説明問題が出題されることがありますが、難易度は高くないので他の科目の記述問題で苦労していない生徒ならば対応可能でしょう。
・「規則性」「場合の数」「平面図形・立体図形」「速さ」「水量変化」が頻出単元です。速さや水量変化については、グラフを伴った問題も多いので、慣れておく必要があります。

社会

・理科・社会50分という試験時間に対し、社会の小問が40問前後というボリュームのため、手際よく解答していくスピードが必要です。
・どの単元からと問わず広範囲から出題されるため、正確な知識が問われます。
・小学校の教科書内容からの出題も見られます。教科書対策としては、脚注まで目を通していないと十分とは言えません。
・出題数が多い歴史に関しては、年号を正確に暗記しておくと、瞬時に答えが導けるものもあるので、年号の暗記に、意欲的に取り組みましょう。


理科

・全体的に実験器具に関する出題が目立つため、学校の実験で使用した実験器具などはその使用方法をしっかりと覚えておきましょう。
・『この実験からわかることを答えなさい。』のような出題形式が多く、知り得た知識ではなく実験データからのみ考察して答えなければならないことに注意しましょう。

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