この中学へはこう挑め!~広島学院中学編~

掲載日:2016.09.25  
カテゴリ:コラム  
校舎:小學舎

肌寒い日が多くなってきました。
あのしつこい暑さが終わったと一息つけております。
まとめテストが終わってようやく一息ついたご家庭も多いかと思います。
理系担当の石川です。

生徒の皆さん、
まとめテストを受けた感触はいかがだったでしょうか?
前回に比べて難しかったからできなかった。前回よりもすらすら解けた。
色々と思うところはあったかと思います。
ですが、一番大事なのは受けた後。
まとめテストは、当然ですが入試本番ではありません。入試本番までの間に自分の力を伸ばすための材料です。
テストでできなかった部分をきちんと復習して、あるいは勉強の方法で失敗したと思ったらそれを見直して、次回のテストに活かしてください。

広島学院中学の問題にはこう挑め!

今回は広島学院中学です。
広島学院中学はイエズス会によって設立された学校です。
“Be men for others, with others.”(他者のために、他者とともに生きる人間)を目指す人間像としており、学習指導だけではなく国際交流や社会奉仕活動にも力を注いでいます。
また、前回のノートルダム清心中学もそうですが、広島学院中学と言えば理系が強いイメージです。特に医学部進学に実績があります。

ちなみに個人的には広島学院中学と言えば学生服です。
実際、電車などで見かけるあの学生服に憧れて、広島学院中学を意識する生徒も結構多いのでは……と勝手に思っています。


国語

・読解問題の文章量は約8000字(文学的文章・説明的文章 各4000字程度)で設問数は40問ほど。
かなり分量が多くなっていますが、解答時間も市内各中学で唯一60分設定でもあるので、考える時間は十分に取れます。
・記述問題は60字以内が3題、30字以内が3題と多く、解答するべき個所を速やかに見つけ、まとめる力が要求されます。昨年度は下書き用のマスが用意されていましたので、有効に使いましょう。
・漢字問題では同訓異字・同音異義語から多く出題されています。文章の内容からどのような意味で使われている言葉かを理解したうえで、正確に解答することが求められます。

算数

・計算問題と基本問題が出題される(Ⅰ)と、応用問題が出題される(Ⅱ)に分かれています。
・算数(Ⅰ)は速く正確な計算力に加え、読み間違えをしないことも重要です。
・算数(Ⅱ)は塾で勉強した問題の「そのまま」では無く、「どのように応用すればよいか」を問われている問題がほとんどです。
・「和と差の文章題」「数の性質」「平面図形」「速さ」が頻出単元です。「規則性(倍数の利用)」についても多く出題されます。


社会

・最も問題のボリュームがある学校です。ただの暗記では太刀打ちができない発展的な問題や難易度の高い記述問題が数多く出題されるため、正確な知識とスピーディーな処理能力が必要です。
・郷土広島に関する問題が出題されるので、小学校の平和学習をはじめ、日ごろから、自分たちの住んでいる広島に関心を持つようにしましょう。

理科

・大問4の物理単元に大きな特徴があります。問題量が多く、文章も長いものになっています。データを読み取る必要のある実験系の問題もよく出題されます。
・化学分野は「水溶液の性質」や「溶解度」の出題が多くかなりの偏りが見られます。特に「溶解度」の計算は複雑なものも出てくるので、過去問を中心にしっかり練習はしておきましょう。「水溶液の性質」は基本が多いため、ミスは許されません。

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