私立大学受験・国公立前期試験の勉強
掲載日:2021.02.06
カテゴリ:コラム
校舎:長井塾
こんにちは! 長井塾チューターの大岩です。
清心出身で、長井ゼミでは高校2年生の頃から数学・化学・物理を受講していました。現在、広島大学医学部医学科の4年生で、臨床実習の日々を過ごしています。
受験生の皆さんは、今頃、共通テストの余韻も抜け、赤本もかなり進めているのではないでしょうか。今回、私立大学試験〜国公立大学の前期試験まで、私がどのように過ごしていたかを精神面・勉強面にわけてお話しします。
精神的な負担が大きい時期
とても印象に残っている事があります。私立大学入試の終盤ごろのことです。
この頃になると、私立大学が第一志望の受験生や、国公立大学の推薦入試組など、受験を終えた人が、ちらほら周囲に現れます。私はずっと、「他人の受験は自分には関係ない」と思って過ごしていました。
しかし!
明らかに塾の授業に参加する人数が減っている。
一緒に勉強してきた顔見知りがいない。
気にしないようにしたくても、どうしても察してしまうものです(笑)。
さらに!
自分自身の私立入試の合否もわかるので、国公立受験に向けての精神状態が不安定になりやすい時期だと思います。
私の私大入試は……
残念ながら私立大学にはご縁がありませんでした。加えて、学校や塾では、ふるさと枠の合格者が(個別試験は無いので)受験を終了して姿を見せなくなりました。…強くなる不安や焦り!!
「遊べる人が羨ましい!」、「自分の受験は今年で終われるのか……」など、ネガティブな考え方をしていたと思います(笑)。
しかし、試験まであと数日しかないという状況で、「他人のことばかり考える時間は、正直もったいない!」と気付き、もっと安定して勉強に打ち込める精神状態を築きたいと思いました。
モチベーションを支える言葉
周囲へのネガティブな気持ちを切り替えるため、国立大学の前期入試に向けてモチベーションを保つように努めました。
私の場合は、第一志望はずっと変わらず広大医学部だったことや、もともと負けず嫌いな性格が、かなり役立ったと思います。しかし、この時期は、さらに自分を駆り立てる【 言葉の支え 】も大きかったです。
それは、高3の最初に一年間の抱負として掲げた、【 勉強には貪欲でありたい 】です。
自分の勉強に集中できていない今だからこそ、受験生活の初心を思い出し、その時の自分の思いを最後まで貫こうと考えました。そうして、第一志望校に一直線、勉強に貪欲であり続けることができたおかげで、無事、合格できました。
こういった自分を奮い立たせてくれる言葉は、本やインターネットにも色々と載っています。言葉の力を借りてみたいと思った方は勉強の合間に調べてみてはいかがでしょうか。
直前の勉強は復習中心で!
国公立大学の前期入試が近づいてきた頃は、愛用の問題集と赤本以外には手を出しませんでした。
塾の授業を除いて、自学自習では新しい問題に触れず、今まで自分が解いてきた問題を完璧にすることに集中しました。
特に、理系科目! 今更焦ってじたばたしても良いことはないですし、見慣れた問題を解くことで心の安定や自信を得られたからです。
そして、試験当日に!!(歓喜)
忘れもしない当日の試験のことです。なんと、直前に解き直した長井ゼミの夏期講習のテキストと同じ数式がテスト問題にありました!! 感動しました!!
もちろん、これは特に運のよいケースかもしれません。しかし、それまで培ってきた知識を、自信をもって使って解けたことで、「今までやってきたことは無駄じゃなかった!」と感じられました。試験中もずっとモチベーションを高く保てました。途中であきらめることなく、ネガティブ思考に陥らいることもなく(笑。
受験は最後まで分からない!
今、受験結果が自分の思い描くように進んでいる人、進んでいない人、いろいろな状況の人がいると思います。私はセンター試験、私立受験で思う通りにはいきませんでした。しかし、最終的には運にも恵まれましたが、第一志望に合格することができました。
身をもって経験しましたが、受験は最後まで何があるか分かりません。最後のあともうひと踏ん張り、乗り越えていきましょう。