効率を上げる復習のタイミング

掲載日:2021.01.18  
カテゴリ:コラム  
校舎:長井塾

こんにちは。長井塾チューターの松本です。

広島なぎさ中高出身で、長井ゼミには、高校1年生から数学、2年生から化学・数学でお世話になりました。前期試験で受験した大学に不合格だったので、後期試験で広島大学に入学し、現在は4年生になります。机上での勉強を終えて、来年から始まる臨床実習が控えています。よろしくお願いします。

今年は新型コロナウイルスが流行っていて、ストレスを抱えている中での受験勉強、ほんとうにお疲れさまです。きっと来年には新しい生活が始まり、新しい友人や先輩たちと楽しく過ごしていることでしょう!!そのためにもうひとふんばり、風邪をひかないよう頑張りましょう。この体験談が少しでも皆さんの参考になると嬉しく思います。

大事なのは、実際に自分の身についたか確認すること

受験勉強全般で、私が一番気をつけていたことは、勉強した内容が実際に自分の身についているのかどうか、ということです。「自分の身についている」とは、つまり「何も見ずに、学んだ内容を完璧にアウトプットできる」状態です。

例えば、こんな状況で困ったことはありませんか?
「見たことある語句、けど意味は分からない……!」
「昔かなり時間をかけて勉強したのに、試験では解けなかった……」
「解いるうちに、以前解いたことがある問題だと思い出した!」

そして、悲しいことに、点数につながらず、受験で「全く意味のない勉強だった」と悔やむことになってしまいます。これはとても、もったいないことですね。


私は人の頭の忘却力の強さに気付きました

英単語、英作文の定型文、数学の解法、古典の文法、理科や社会の暗記など、あらゆる場面で言えることですが、ふつうの人間は1回や2回取り組んだだけでは、次の日には覚えていても、1週間経つと完全には思い出せなくなっています。

私は勉強しているうちに、この、人の頭の「忘却力」の強さに気付いて、間違えた問題や出会った未知の事柄を完全に身に付けるためにはどうしたらいいかを考えました。

効率の良い復習のタイミング

効率よく復習し、忘れないようにするために、エビングハウスの忘却曲線というものを活用しました。忘却曲線から、どのタイミングで復習すれば一番定着するのかを考え、勉強のスケジュールに復習のタイミングを書き入れました。

私の場合は、
1日後に、2回目
1週間後、3回目
1か月後、4回目
です。

これがすごく効いて、特に暗記科目で困らないようになりました。何より、自分のやったことがちゃんと身についているという実感が持てるようになったので、「これは正しい勉強方法だ!!」と自信がつき、迷いなく勉強を進めることができました。


数学も記述問題も、日にちを空けて復習!

暗記科目だけでなく、数学や国語、生物の記述問題においても、復習が大切というモットーは崩さず、1回目間違えた問題や迷った問題にペンでしっかりとチェックを入れ、日にちを空けて必ず2回目、3回目を解くようにしていました。

数学は暗記科目でないと言う人もいますが、暗記が必要な側面もあります。数ある解法をしっかりと自分のものにしたうえで、それらを組み合わせて思考問題に挑みます。もし、そもそもの解法が身についていなければ、何もないところから解き方をひねり出すことになり、これではすぐに解き終える問題数の限界が来ます。よって、一度解いた問題の解法を自分で再度、何も見ずに再現できるようになることが必要です。こうして分からなかったり、解き方が曖昧な問題を何度も復習してその解法を自分の武器にしていきます。

受験直前でも間違いを放ったらかしにはしないで

受験直前になって焦り、「まだあれもやってないし、これもやってない」、「振り返っている暇など無い」と思うかもしれません。もちろん、たくさんの問題にあたって対応力を上げることも重要ですが、そこで間違えた問題をほったらかしにして進めていくと、結局、試験で同じような問題、同じ解法を使う問題が出た時に解けず、悔しい思いをすることになります。受験は結果が出るものなので、自分のやっているのは本当に意味のある勉強なのか、ちゃんと身についていると言えるのか、ということを常に念頭に置いて勉強することが大切です。

受験勉強を通して、私は復習することの大切さを悟りました。復習復習!とよく言われると思いますが、身近な言葉になっているせいで、疎かにしてしまいがちなことです。親みたいなものですね。一番身近でとても大切なのに、つい丁寧にすることを忘れてしまったりします。

ラストスパートですが後悔のないように頑張ってください!!大学生は勉強も遊びも充実していてとっても楽しいですよ。

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