初めは一人で勉強しようと思っていたが、なかなか調子が上がらなかったため、予備校に行くことを決めた。色々調べてみた結果、長井ゼミ医系学舎が自分には合っていると思った。生徒の数が少なく友達も出来やすそうだった上、先生達ともフレンドリーに接することが出来るという情報は魅力的だった。実際に入ってみるとその通りであった。友達も比較的早くに出来て孤立することはなかったし、途中から遅れて入った自分に対し先生達は優しくフォローしてくれたので遅れもスムースに取り戻せた。長井に朝行くとまず朝テストというセンター形式の小テストがあるのだが、これを一年間こなすことでセンター試験の力がだいぶついたと思う。またテストの結果が順位と共にはり出されるので、今の自分の立ち位置を確認出来、常に上を目指す気持ちを忘れずにいられた。朝テストだけでなく、定期的に行われる中間テストでも同じように順位がはり出され、成績に応じてクラス分けが行われる。常に上のクラスでありたいという気持ちがテスト勉強への意欲をかき立ててくれた。分からないところは気軽に先生に質問に行くことが出来、分からない部分を分からないままにするということもなかった。またその先生との応対を通じてより仲良くなることも出来、普段の何気ない会話も弾んだ。生徒とも先生とも仲の良い関係を築けて、予備校生活は本当に楽しいものになった。もちろん勉強は苦しかったが、この環境が大いに背中を押してくれたと思う。

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