【大学別 医学部入試情報⑧】 久留米大学

掲載日:2017.12.27  
カテゴリ:コラム  
校舎:医系理工学舎

特徴

久留米大学は九州医学専門学校を前身としており,2018年に九州医学専門学校以来、創立90周年を迎える。臨床医の育成はもちろんのこと,がんワクチンセンターが設立されるなど,がん研究などにも力を入れている。

医系学舎講師陣による各科目傾向分析

〇英語
難易度 ☆☆  (☆:センターレベル)
医学部医学科合格目標得点率 75%

大問が7題と非常に多い。〔1〕長文読解問題〔2〕長文中での語句整序問題〔3〕英文和訳・和文英訳〔4〕会話文〔5〕誤所指摘〔6〕文法空欄補充〔7〕発音 と出題形式も様々である。〔3〕が記述問題,他はマークシートである。どの問題でも,単語・表現は難度が高いものが散見され,要求される語彙力のレベルは高いと言える。単語帳などで語彙力を高めるだけでなく,過去問演習にて長文や問題に出てきた表現をチェックし語彙を増強していきたい。


〇数学
難易度 ☆☆  (☆:センターレベル)
医学部医学科合格目標得点率 75%

穴埋め式の出題形式で、微・積分法、図形と方程式からの出題が多いが、比較的いろいろな単元から幅広く出題される。難易度は問題よって差はあるが、比較的標準的である。制限時間に対して問題量がやや多い。
対策としては、標準的な典型問題をしっかり演習しておこう。制限時間に対して問題量がやや多いので、過去問等を使って早く正確に解く練習もしておくこと。


〇化学
難易度 ☆☆   (☆:センターレベル)
医学部医学科合格目標得点率 80%

2015,2016年度と大問4題構成で,最後に天然有機化合物や合成高分子化合物の出題があったが,2017年度は以前のパターンにもどり,大問3題構成で,理論化学,無機化学,有機化学の出題となった。しかし,最近の傾向から考えて,もう一度4題構成に戻る可能性が高いと思われるので,天然有機や合成高分子は外せないであろう。難易度は,標準的ではあるが,論述問題が頻出なので練習する必要がある。


〇物理
難易度 ☆☆  (☆:センターレベル)
医学部医学科合格目標得点率 80%

大問3題構成で全て記述式の問題である。出題分野は力学・電磁気・熱学が多いが,熱学の代わりに波動を出題することもある。原子物理は出題されない。難易度は標準~応用レベルであり,導出過程は求められないが論述や図示を求められることもある。対策としては,①典型問題を確実に解けるようにすること,②本質的な理解に重点をおき,理由を問われても書けるようにすること,③単位を覚えること,④数値計算に慣れておくこと,が必要である。


〇小論文(2次試験にて課される)
「ストレスに対する予防のあり方」(17年度)「在宅医療のあり方」(16年度)といった短めのテーマ型である。例年,医療に関するテーマが出題されているので,受験を考えている生徒は医療問題の知識を積み上げておきたい。また60分で800字の答案を完成させなければならない。アイデアを思いつき構成を考える段階で苦労する生徒も多いだろう。



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