桜桃

掲載日:2022.06.07  
カテゴリ:コラム  
校舎:ハンス

こんにちは! ハンス西高屋校、西条校、井口校で文系科目を担当しています、村岡です。


春もそろそろ終わり、

日中は

だんだんと日差しが堪える暑さですね。

もうすぐ

梅雨もやってくると思うと

ちょっとだけ

気分が落ち込むこともある私ですが、

みなさんはどうでしょうか。


こんな時は、

好きなことをして

気分をどうにか上げるしかない!

ということで、

芸はありませんが

今回も文豪トークを一つ。


6月といえば、

みなさんは何を想像するでしょうか。

雨、

紫陽花、

梅雨、、、

などと

やはり天気がまず思い浮かぶ

という人も多いかと思います。


そんな中、

近代文学好きの私としては

やはり

「桜桃」

さくらんぼが真っ先に浮かぶのです。

そして、

桜桃といえば、

この作家


太宰治ですね。

教科書なんかでもおなじみなので、

見たことがある人も多いのではないでしょうか。


「走れメロス」

「人間失格」

なんかが有名ですね。

数年前に映画化もされて

見かけた人もいたかもしれません。


来たる6月19日は

「桜桃忌」

太宰治の遺体が発見された日であり、

彼の誕生日でもあります。

死後70年以上経過した今でも

墓所にはたくさんの人が

彼の死を悼みに訪れます。
(遠すぎて私はまだ一度も行けたことはありませんが…)

記念日の名前は彼の作品、

「桜桃」にちなんで

名づけられたそうです。


本当は

私のおすすめ太宰作品について

たくさん語りあかしたいところですが、

それはまたの機会といたしまして、

ここでは作品名だけ

1つご紹介するにとどめておきましょう。


『葉桜と魔笛』

いわゆる

「太宰治っぽさ」

を味わっていただくには

ぴったりの一作ではないでしょうか。

「死」

にまつわるテーマで、

どんでん返しがたっぷりなので、

最後まで

飽きずに読めるのではないかと思います。

最近では

きれいな装丁の絵本も出版されていたようなので、

気になる方はぜひ、

調べてみてくださいね。


最後に

じめじめして

なかなか外に出るのが

億劫になるこの季節、

一冊の本と飲み物を用意して

おうちで

ゆっくり過ごしてみてはいかがでしょう。



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