苦手を苦手と思わないこと

掲載日:2021.11.19  
カテゴリ:コラム  
校舎:ハンス

皆さんこんにちは! ハンス文系担当の中田です。


ここ最近、

自分の小学生時代のことを

思い出すことが増えました。


普段、小学生たちの授業をしている時に、

「自分の時はこうだったな」

と思い、

「それでできないんだったら、こうやってみたら?」

等の話をしているせいでしょうか。


という訳で、

今回は少し自分の

「苦手」の話でも。


今でもは文系担当の私ですが、

小学生の頃から

どちらかと言うと

理系科目が苦手でした。


特に理科。

そもそも、

昆虫→きらい
植物→興味ない

という人間だったため、

理科の授業で習って、

「覚えよう」と言われても、

なかなか覚えようという気に

ならなかったんですよね…。


そんな私が好きだったのが、

「天体」でした。

つい先だって

小西先生の記事でも

星座の話が書かれていましたが、

それもとても楽しく読むことができました。


じゃあ、

なぜ「天体」が好きだったんだろう…

と思い返してみると、

実は

塾での理科の授業のおかげなんですよね。


小学生当時に通っていた塾で

理科の先生は女性の先生でしたが、

星座とその星座の一等星の名前を

語呂合わせで覚えよう、

というお話をしてくれたのです。


たとえば…

ワシ座のアルタイル 
→ ワシの家にあるタイル

さそり座のアンタレス 
→ さそりは私じゃありません、アンタれす(です)!

このように。

この授業がとても好きで、

今でも星座や星に関しては

苦手意識がありません。


私は小学4年生の時から

塾へ行っていましたが、

国語の先生は

授業が面白い先生でしたし、

算数の先生は厳しい先生でしたが、

反面、

生徒から愛称で呼ばれるくらい

人気のある先生でした。


私自身の塾の教師としての根幹は、

この頃に通っていた

塾の先生方にあるのかもしれない

と思います。


どうしても人間って、

苦手なものからは

目をそらしがちですよね。

大人の私もそうですから、

子どもたちはなおさらです。

ですので、

一番大事なことは

「苦手と思わせない」こと。

楽しく授業をして、

自分の担当科目から

遠ざけさせないこと。

これが私の根幹だな、と。


もし、

ここを見ている人で、

「自分は今まさに苦手から逃げています」

という人がいたら、

最初から「苦手」なんて思いこまず、

もう一回そこに飛び込んでいってみてください。


教科なら

その教科まるごとではなく、

きっと楽しい部分もあるはずです。

そこから突破口が開けるかもしれません。


理科が苦手だった中田少年は、

本命だった中学校の入試当日、

4科目目に残った理科の直前に

先生から言われた、

「他の教科のことは忘れていい。今は理科のことだけ考えろ」

という言葉を胸に頑張った結果、

「理科が一番できた」

という実感をもって入試を終えました。


苦手なんて誰にでもあります。

でも、その苦手の中に少しでも

「好き」や「得意」が混ざっていたら、

他の人より少しお得かもしれませんからね。


ちなみに、

そんな中田が

今でもまあまあ苦手なものがあります。

それは、階段。


幼い頃に

階段から落ちたことがあるせいか、

今でもちょっとだけ苦手です。




五日市校に来るたびに

昇り降りしている階段です。


特に降りる時は、

少し慎重に降りるようにしています。

幼い頃の刷り込みというのは、

なかなか拭えないものですね。



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