伝説のお好み焼き　

掲載日：2021.11.12　　
カテゴリ：コラム　　
校舎：ハンス

こんにちは！ハンス矢野校、海田校、井口校の廣野です。

以前のブログにも書きましたが、

僕は広島県の呉市の出身です。


呉市は

社会の授業でも少し出てきますが、

映画やドラマで

一躍有名になりました。


直近では、

「ドクターX」

の大門未知子さんの出身が

呉市だということが、

僕の入っている

Facebookのグループ、

「呉って『いいね！』」

で話題になっていました。


そんな僕の愛する呉ですが、

今回は、

明るく弾けた話題よりも、

季節柄

少ししみじみとした内容を書こうと思います。


僕の好物の一つに

お好み焼きがあります。

お好み焼きというと、

うどんやそばの入った

いわゆる「広島焼」

を想像する人が多いかなと思いますが、

僕がよく食べるお好み焼きは

大阪風なのです。

もちろん、

広島焼も大好きですけどね！


呉にあるお好み焼き屋さんの中に

「ぼてじゅ」

という店があります。

このお店は

ご家族二世代で営業をされており、

昔から家族ぐるみでの付き合いがあります。

小学校が同じで、

年の近いお兄さんやお姉さんには

小さい頃よく遊んでもらっていました。


中高生の頃には、

友達が泊まりに来た時に

ランチで行ったり、

大人になってからも

家族と行ったり、

デートの際に利用したり

…思い出がたくさんあります。


ぼてじゅのお好み焼きは、

上手な人が焼くと、

とても食欲をそそる

円盤状の形になり

―このブログを執筆中、

休業されていて写真を見せられないのが残念ですー

その見た目と違わず、

具のボリューム、

生地のふんわり感、

キャベツのシャキシャキ感、

口に入れた時に

鼻から抜けていく風味、

どれをとっても素晴らしいのです！！


そして何と言っても

秘伝のマヨネーズ！！

このまろやかさは半端じゃない！！

僕はいつも

豚肉やえび、いか、たこなど

たくさんの具材が食べられる

「ぼてデラ(デラックス)」

を注文します。


青のり、かつお節、一味唐辛子

のトッピングも忘れずに。

赤いテントや看板が印象的です。

そんな僕の思い出のつまったぼてじゅが、

とうとう11月23日(火)に

閉店することになりました。

もちろん、

「呉って『いいね！』」

で知りました。


11月12日(金)から23日(火)までの間、

全商品2割引きのキャンペーンをしますので、

皆さん、

もし呉に来る機会があったら

是非寄ってくださいね。

店内で鉄板の上で焼きながら食べることも、

テイクアウトもできますよ！


呉の町は活気がなくなっていることが

よく話題にのぼります。

昨年は、

よく親子デートの時に利用していた

「海軍さんの麦酒館」

というお洒落な居酒屋がつぶれ、

母と嘆き悲しんだばかりでした。


また、

長年呉の工業を支えてくれた

日新製鋼からも

高炉操業の灯が消えました。


今まであったものがなくなるという事は、

とても寂しいことです。

でも、

人々の気持ちの中から忘れ去られない限り、

本当の意味でなくなったわけではありません。


ぼてじゅのお好み焼の味も、

日新製鋼の灯が作り出す夜景の美しさも

それを愛した人の心の中で生き続けます。

そしてその感動を

次の世代に語り継いでいくことが大切だと思います。


どんな別れの時も

最後は「ありがとう」

で締めくくりたいですね。


そして、

新たな出会いに対しても

最大の感謝の心でお出迎えをするつもりです。


そんなセンチメンタルな気持ちで、

2割引きで「ぼてデラ」が食べられる日を

楽しみにしている今日この頃です。

僕の相棒

「呉氏」

のボールペン。

授業中

いつも胸ポケットにさしています。