藍は藍より出でて

掲載日:2020.10.02  
カテゴリ:コラム  
校舎:ハンス

ハンスで理系科目を担当している松本(直)です。


早いもので3度目の投稿となりました。


ここまでくれば、

開き直って

今回のネタも、

前回・前々回同様に

ミニゲームガジェット、

皆さんお待ちかね(?)の

「PlayStationミニ」

について語ろうと思います。


PlayStation(プレイステーション、以下プレステ)とは

今から25年前に、

当時ゲーム業界とは全くと言っていいほど無関係だった

ソニーが世に送り出したゲーム機で、

それまでの家庭用ゲーム機が

二次元のドット絵で

画面を描画していたのに対し、

プレステは(あくまでも当時の基準であるが)

ワークステーションレベルでの

ポリゴン描写を可能とし、

尚且つ

メディアとしてCD-ROMを標準採用した、

画期的なゲーム機でした。


同時期に発売されたライバル機、

セガの「サターン」もまた

ポリゴン描画かつCD-ROM搭載機種で、

この頃から

「次世代機」という表現が使われるようになりました。


セガvsソニーのゲーム機戦争は、

当初セガが優勢でしたが、

結果は既に皆さんご存じの通り

プレステの勝利となり、

かたやプレステは

プレステ5が今年末に出るほどの

超ロングランシリーズに、

かたやセガは

サターンの次のドリキャスを最後に

家庭用ゲーム機ハードから撤退と、

明暗を分ける事になりました。


こんなにまで一人勝ちしたプレステ、

実はもともと任天堂と

共同開発して出す予定だったというのは興味深い話です。


当時、

スーパーファミコンで一世を風靡した任天堂が、

ソニーと共同で

「プレイステーション」なるゲーム機を開発をするというニュースを

皆、驚愕の思いで受け取りました。

ところがいつの間にか

そのプロジェクトの続報を聞く事は無くなり、

代わりに

ソニーがゲーム機業界に

あの「プレイステーション」を引っ提げて

参入してきたというのですから、

驚天動地、

まさに青天の霹靂でした。


一体、任天堂とソニーの間で何が起こったのか。


真相は分かりませんが、

その日を境に日本の、

いえ、世界のゲーム業界は

大きな変革を迎える事になったのです。


当初、

任天堂より生まれようとして、

結局

ソニーから生じたプレステは、

今や世界で最も売れているゲーム機シリーズの一つです。

その開発者の中には、

いつかゲーム業界の巨人、

任天堂を超える、

という想いがあったのかもしれません。


藍は藍より出でて藍より青し。

これまでとは全く違う分野で、

誰もが無しえなかった

新ジャンルの開拓者となり、

その分野の先達にも勝利する。

うん、すごく格好いい。


できるなれば、

そんな人生を歩んでみたい・・などと

夢物語を語る私は生粋のセガユーザーで、

プレステなんぞ絶対に買うものか!

という想いに満ち溢れていた学生時代でした。


その反動ですね、

今更

プレステミニなんてものを買うなんて(笑)



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