Zootopiaとチャーチル

掲載日:2019.02.16  
カテゴリ:コラム  
校舎:ハンス

こんにちは!ハンス舟入校で文系科目を担当している大戸です。


みなさんは、

ディズニー映画の

「Zootopia(ズートピア)」

を見たことはあるでしょうか?


この映画は、

子供向けのようでいて、

社会が抱える問題を描いており、

なかなか奥が深く興味深いです。


さて、

そんな映画の内容をよく表している主題歌である

「Try Everything」に

こんな一節が出てきます。

I won't give up, no I won't give in


日々英語を頑張って勉強している皆さんは

「おや?」

と思ったのではないでしょうか?


give upも

give inも

『あきらめる』って意味で覚えているぞ?

なんでnoでつないでいるんだろう?」と。


こう思った人は素晴らしい!


実はgive upとgive inでは、少し意味が違うんです。

give upには

「自分にはできないと認めて、挑戦をやめる」

という意味の

「あきらめる」

という意味があるのですが


give inには

「負けを認めて、戦いをやめる」

という意味の

「あきらめる(屈する)」

という意味があるのです。


そのため、

先ほどの歌詞の意味は

I won't give up, no I won't give in

なので

「(最初から)あきらめたくない。いや、戦い続けたい。」

といった意味になるのですね。


give upは日本でもよく聞く言葉ですが、

日本で使う感覚で使わず、

give inを使った方がいいかもしれませんね。


そんなgive in

ですが、

イギリスの政治家チャーチルが、

第二次世界大戦により

イギリスが空襲の恐怖にさらされている中で

行った有名な演説の中で使っています。



Never give in.

Never give in.

Never, never, never,never.

「決して屈するな。決して屈するな。決して、決して、決して。」


決してドイツには屈しないという、

強い意志を感じますね。


チャーチルは

本当に意志が強い政治家で、

このようなことも言っています。


Politics is almost as exciting as war,

and quite as dangerous.

In war you can only be killed once,

but in politics many times.

「政治と戦争は本当によく似ている。

非常に興奮し、とても危険なところがだ。

ただし、

戦争では、君たちをたった一度しか殺せないが、政治では何度でも殺せる。」


本当に意志が強いですね…。


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