「なぜ?」は成長の第一歩!
掲載日:2016.10.21
カテゴリ:コラム
校舎:ハンス
こんにちは! ハンス緑井校の中学部理系科目と高校部数学担当の野田です。
みなさん、頭は回転してますか!?\(^O^)/
「人一倍」って、おかしくない!?
中学生、高校生のみなさんは
言われたことがある人も多いであろう
この言葉
「人一倍」
例えば、
「あなたは勉強苦手なんだから、人一倍がんばりなさい!」
と言われたりしますよね。
でも、ちょっと待って!
「人一倍」の意味は、「普通の人以上であること」ですが…
数学の上で言うと、2の1倍は2です。10の1倍は10です。
ということは、人の1倍は、人と同じ…
では、「人一倍がんばれ」は、
「人と同じだけがんばれ」?
なんだかおかしいですね。
「なぜ」なのでしょうか?
実は、有力な説の一つとして
「人一倍という言葉が生まれた頃の日本では
『倍』の考え方が今と違っていた」
という理由があるのです。
簡単に説明すると、
日本では江戸時代まで、
現在の「×2」は「一倍」、「×3」は「二倍」
と呼んでいたそうです。
つまり、昔は増えた分だけをカウントしていたんですね。
したがって、「人一倍」は「人よりも倍」=「人よりたくさん」
という意味なので、おかしくはないですね。
ところが、江戸時代が終わって日本が開国して
西洋の数学が入ってくると、なんと「倍」の考え方が違う!
焦る日本人たち。
あわてて「倍」の使い方を西洋に合わせていきましたが、
「人一倍」という言葉だけはそのまま残ってしまった
ということだそうです。
へぇ~
「なぜ?」をクセにしよう
僕には、ささいなことに「なんで?」って思ってしまうクセがあって(笑)
色々調べて「へぇ~」となるのが好きなんですが。
そうやって、「なぜ?」に対して納得したことって
ものすごく印象に残るんです!
これって、勉強でも同じことなんですよ。
ただなんとなく、「そういうものだ」と思って覚えようとしても
なかなか記憶に残らないですよね。
でもそこで、「なんでそうなるの?」と疑問を持って
納得するまで調べたり質問したりして
「あぁなるほど!」と覚えたことは
本当の意味で自分の知識となって、しっかり定着するのです。
一番身につく勉強法とは?
校舎にいて、生徒のみんなを見ていると
「とりあえず試験、小テストで点が取れればいいや。」
と一時しのぎの勉強になっている人もいるような印象です。
しかし長い目で見ると、
その勉強法ではやったことが身についていきません。
本当に身につく勉強をしていくために、
色々なことに「なぜ?」と疑問を持って
「なるほど!」を積み上げていってみてください。
きっと少しずつ実力がついていくのを実感できるはずです!
最近の高校入試の傾向でも、理科や社会で
「理由を説明しなさい」という問題が増えてきているので
必要とされてきている力ですよ!
もちろん、自力で調べても「なるほど」にたどり着かないときは
ハンスの先生たちに「なぜ?」をぶつけに来てください!!
全力で受け止めて、投げ返します!!
一緒に、身につく勉強をしていきましょう!(^O^)