高3物理通信(2016年夏期)

掲載日:2016.08.15  
カテゴリ:コラム  
校舎:高校部

残暑お見舞い申し上げます!

暑い日々が続いていますが、いかがお過ごしでしょうか。今年はきっと残暑も厳しく、10月までの3か月予報では例年より気温が高い見込みとなっています。
もう8月も中旬。そろそろ夏の疲れが出てきてしまう頃です。「夏だ!受験の天王山だ!夏期集中セミナーだ!」とかなり気合が入っている君たちが、少しゴールが見えてきたりして、ふっと気を抜きそうになったときに、一気に体調を崩してしまいがちです。
体調が悪ければ、受験勉強がはかどるはずがありません。体調を崩すことは、勉強できる時間を削ってしまうこと。『体調がいい状態で、学習すること』を受験の日まで継続してほしいです。
そこで、どうすれば健康的に毎日受験勉強できるのか。その秘訣は、①睡眠②食事③気分転換です!

睡眠時間を削って勉強をしているかもしれません。しかし、夜中は体の免疫力も低下しているので、病気にかかりやすい状態です。あまり夜更かししないようにしましょう。また、睡眠不足だという自覚を持ってしまうと、早く寝たい、今日も寝れなかったなど、精神的にも悪くなります。十分ではないけれど、いつも通りは寝れたと思えるよう、決めた時間に寝るようにしよう。

食事は偏らずに食べること。特に野菜を意識して多く食べることは病気になりにくくなります。出来る限りお家で食べたり、お弁当を作ってもらったりするなどして、コンビニなどの食事は避けましょう。特にパスタやラーメンは絶対ダメ。思考にはご飯のエネルギーが必要です。成績を上げるためにご飯を食べましょう。お腹いっぱいもダメで、腹八分目で集中力を切らさないようにしよう。

気分転換をすることは、学習の能率を上げるために必要です。2時間に1度くらい休憩時間を挟むこと。10分間散歩をするといいでしょう。他には、お風呂に入るときは湯船に浸かってボーっとする、食事の時も勉強のことから離れましょう。テレビは気分転換になりません。テレビの言っていることを理解しようと無意識に脳が働いています。頭を休める時間=気分転換の時間です。早くあったかいお風呂に浸かりたいとか、今日の夕食は何かな、など、その時間を楽しみにすることも、勉強への活力になります。

これから秋を迎えて、焦ることもあるでしょう。だからと言って勉強時間をむやみに増やすことに意味はありません。始めに書いたように、継続して勉強するということが大事。無理なく頑張っていきましょうね!

夏期集中セミナーはいかがでしたか?

『極める力学』はまだ毎週型で学習している人もいますが、この講座では今まで習ったことのない考え方や問題に出会いましたよね。ここで習った新しいことは、テキストや大丈夫問題集の典型問題ができて初めて意味のあるもの。だからまだちょっと難しかったなと感じた人は、基本的な考え方がまだ身に付いていなかったのかもしれません。これまで同様、大丈夫などを繰り返しやっていきましょう。
『熱学のすべて』のテキストの問題は9月までに一度は必ず別のノートに解き直すこと。自力で解けるまでになっておいてください。ちなみに波動も同じです。9月第一週の授業で大丈夫問題集<波動・熱学編>を配布します。すぐに大丈夫問題集に取り掛かれるように復習をしてくださいね!


9月からの電磁気こそが最も大事!?

最後に残った分野は、そう電磁気!!!(原子も残ってるけど冬期に学習します)これは力学と肩を並べる、入試問題における重要なテーマ。
電磁気を攻略するために最も大事なことは、現象を正しくイメージすること。ってどこかで聞いたことのあるフレーズだぞって?いやいやいつも言ってます!力学でも波動の授業でも言った。物理はいつもそうです。それが全てなのです。ただ特に電磁気は目に見えない現象なだけに、そういうふうに動くものなんだとか、そういう力が働くものなんだなど、思いこまないといけない部分が出てくる。何で?とかじゃなくてそういう風になってるものなのっていうことがある。だから、これは思い込まなきゃいけないことなのか、それとも考えればわかることなのか、その区別をしていくことがとても大切になってきます。わからなくなったらすぐに質問すること。電磁気は最後の分野。積み残しは許されないから、その都度疑問点は解決するようにね!

物理科 長谷川智子  
(気象予報士 / はっせー。)


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