高3物理通信(2016年7月)

掲載日:2016.06.27  
カテゴリ:コラム  
校舎:高校部

第一回面談週間を終えて

面談ではそれぞれ担当の先生と成績の話や志望校の話をしたと思います。そこで、私が担当した生徒の面談の中で、特に多かった相談や内容とそのアドバイスを2つほどまとめて書いておきます。他のみなさんにも参考になると思いますので、ぜひ読んでおいてくださいね。

①前に習った範囲の勉強を夏休みにまとめてしようと思っています。
⇒夏休みにまとめてするのではなくて、普段から前の範囲も学習できるように勉強内容を工夫しましょう。具体的には、物理をやると決めている時間の中で、「その週の長井の授業のテキストの復習・その範囲の大丈夫を解く・前に習った範囲の大丈夫を解く(自信がなければテキストから)」これらを2~3時間のまとまった時間を取って、その中で行えばいいのです。夏休みが終わると、もうまとまった時間はありません。普段から以前の学習内容に触れる時間を作ることが大切です。

②模試の成績が悪くてどうしたらいいですか?
⇒前の物理通信でも書いたように、すでに習った範囲の問題がしっかり得点できていれば大丈夫です。それ以外の範囲で解けなかった問題は、単元テストが終わってから、自分で解いてみるようにしましょう。模試結果で気にしてほしいのは、得点率です。学習した範囲の得点率が高ければ、他の分野も学習した後に解けば同じぐらい得点できるはず!というつもりで、これから学習する分野も一つずつ仕上げていくようにしましょう。

面談の機会だけじゃなくて、普段から学習に関する疑問や相談があったら、先生に相談してくださいね。あと模試結果も返却されたら必ず先生に見せてアドバイスをもらおう!

いろんな解法を一気におさらい!挑戦しよう!

力学の全範囲を習い終えたキミ!問題の解き方はいくつもある場合がある。次の問いにいろいろな解法で考えてみよう。解いた後は、私はっせー。のところに持ってきてね♪

図のように,質量Mの板がなめらかで水平な床の上に置かれている。この板の上に質量mの物体を乗せる。時刻t=0に,小物体に水平方向の撃力を加えると小物体は初速v0で板の上面に沿って運動し始め,板上をdだけ進んで静止した。板と小物体の間の動摩擦係数はμであり,板は十分長いものとし,重力加速度の大きさをgとする。


問 小物体が板の上面を運動した距離dを,以下の考え方を用いて求めてみよう!
(1) 運動方程式を用いて
(2) 慣性力を用いて
(3) 仕事とエネルギーの関係を用いて


夏期集中セミナーの受付が始まってますよ。

7月17日から夏期集中セミナーがスタートします。本格的な受験生の夏到来です。そこで7~8月の学習計画は立てましたか?物理だけじゃなくて、あらゆる教科について、集中セミナーがいつあって、それの復習はいつやるのかを決めておくようにしましょう。決して授業を受けっぱなしで終わりにすることのないように。早めに計画を立てるためにも、早く集中セミナーの申し込みは済ませましょう。

では、夏の物理は何をするのか?

通常授業は「波動」の分野を行います。毎年、波動が実は一番難しかったという声をたくさん聞きます。理由は、現象をちゃんと想像しないと、何を計算していいのか全く分からないからです。授業では“想像して理解すること”を意識するようにしましょう。集中セミナーでは「熱学」を扱います。たったの4日間で入試レベルまで完成させます。8月末までの前期の間に、「力学」「波動」「熱学」が完成するので、いろいろな問題を解けるようになる、成長する自分を楽しむように頑張りましょう!
あともう一つの集中セミナーは「極める力学」です。物理の最大の分野「力学」の入試問題に直結する発展的な問題を扱って、これで本当に力学は完成します。夏!頑張っていきまっしょい!

物理科 長谷川智子  
(気象予報士 / はっせー。)

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