高3物理通信(2016年5月)

掲載日:2016.04.28  
カテゴリ:コラム  
校舎:高校部

[1] 大丈夫問題集、力学編。配布!!

大丈夫問題集の第一弾、力学編を配布しました!これで一層気合いが入ったのではないでしょうか?そこで、大丈夫問題集を利用した勉強方法をお伝えします。大丈夫問題集の中にはテキストの問題はほとんど入っていません。だからまず、テキストの問題を、解答を隠しながらノートに解きます。わからなければチラっと見て解法を思い出しながら、最後まで解きます。重要なのは、どこでどの解法を使うのかなど、問題を解く流れを大きな視点でつかむこと。なぜ今ここでその式を立てなければならないかを理解するようにしましょう。それが出来たら、大丈夫問題集に取り掛かります。これもノートにきちんと解きます。大問1問ごとに「丸付け→直し」をします。大問が終わったら、表紙や裏表紙にある大丈夫マラソンのチェック表にチェックをすること。この表をぜひ活用してください。ちょっと不安な問題やあまり歯が立たなかった問題などをチェックして、出来るようになる自分を楽しみながら、何回も解きなおしましょう。
大丈夫問題集に載っていないテキストの問題は、大丈夫問題集に載っていないからと言って、重要でないわけではありません。解法の流れをつかむのに重要です。一度理解してしまえば、繰り返し解く必要はないのかな?という問題です。逆にテキストに載っていても、繰り返し解いてほしい問題は、大丈夫問題集に載せました。大丈夫問題集は繰り返し解いて、本物の力をつけましょう!

[2] 第一回単元テストも近づいています

第一回単元テストの範囲、気になりますよね。いち早くお知らせします。テーマは「いろいろな解法を身に着けよう」ということで、範囲は「春期のテキスト~通常授業テキスト§2.仕事とエネルギー」です。上記に書いたように、テキストと大丈夫問題集をしっかりやって準備を万端にして臨んでくださいね。毎年のことですが実は、単元テストでよい点数を取り、よりレベルの高いクラスへ上がっていく生徒が、入試本番ではいい結果を残します。ぜひ第一回から気合いを入れて頑張るようにしてくださいね。


[3] いまさら聞けない、摩擦力!?

力学の問題には、いつもいつもいつも、摩擦力摩擦力摩擦力って出てきます。大丈夫問題集をやってみたら特にそう感じると思います。そこで、今のうちに完璧に理解して使いこなせるようになりましょう!

<マサツ3種類>
①静止摩擦力、最大静止摩擦力
机の上の何か物をちょっと押しても止まっているのは、静止摩擦力が働いているからですね。また、ちょっと大きな力にして押してもまだ止まっていたら、それは、その大きな力に耐えられる大きさの静止摩擦力が働いているからです。つまり、静止摩擦力は、それ以外に働いている力によって大きさが決まります。だから、力のつりあいや運動方程式を立てないと、静止摩擦力の大きさは求めることができません。
では、さらに力を大きくしていったときに、これ以上大きな力だと動いてしまうというという“静止の限界”がやってきます。この限界のときに働いている静止摩擦力を、最大静止摩擦力と言って、力の大きさがμNで決まっています。つまり、今の例では、μNになるまで静止摩擦力の大きさは変化していっているということです。
②運動摩擦力
物体が面の上を滑っているときに、面との間で働いている摩擦力が運動摩擦力です。これは大きさがμ´Nで決まっています。

いいですか?静止摩擦力は計算で算出、静止の限界のときに最大静止摩擦力μN、動いているときにはμ´N、ですよ。

[4] ゴールデンウイーク突入

ゴールデンウイークの間に、テキストの復習と大丈夫問題集をできるだけ頑張って、単元テストに備えておこう!ゴールデンウイーク後は、力積と運動量、円運動など、実際の入試問題に近い大きな単元に入っていきます。どんな現象で、今までに習った解法をどのように使うのかを理解していきますよ。楽しみにしていてくださいね。


最後までお読み頂きありがとうございました。
長井ゼミ物理科:長谷川智子(気象予報士)
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