仮装大賞
掲載日:2017.10.25
カテゴリ:コラム
校舎:長井ゼミ中学部 広島校
こんにちは!中学舎理系担当の貴戸です。
気が付けば10月末で,朝と夜の寒さが一段と厳しくなりました。
季節の変わり目は体調を崩しやすいので,体調管理には気をつけましょうね!
さて,10月31日はハロウィンですね。
日本では多くの人が仮装を楽しむといったイベントになっています。
広島市内でも月末にはハロウィンにちなんだイベントが催されるようです。
時間がある子は参加して普段とは違った雰囲気を味わうのもいいかもしれませんね。
今ではこのように仮装するイベントとして定着していますが,
もともとのハロウィンは知っていますか?
ハロウィンの起源は古代ケルト人が秋の収穫を祝い,悪霊などを追い出す宗教的な意味合いを持つお祭りと言われています。
キリスト教のお祭りと勘違いしている人が多いですが,キリスト教は関係ないみたいです。
かぼちゃをくりぬいて「ジャック・オー・ランタン」を飾ったり,
子供たちが魔女やお化けに仮装して近くの家を訪ねて「トリックオアトリート」と唱えてお菓子をもらったりしています。
この「トリックオアトリート」の意味は知っていますか?
そうです!「お菓子くれなきゃイタズラするぞ!」ですね。
でも実はこの言葉は省略された言葉らしいです。
本当の文章は「Treat me or I'll trick you.」
「私をおもてなししなさい。さもなくば、あなたを惑わします」ってことみたいです。
でも子供が言うセリフにしては少し大人びた感じがしますよね。
…実はこのセリフはもともと「悪霊」のセリフなんです。
ハロウィンは日本でいう「お盆」みたいなもので,霊があの世とこの世を行き来できる時期とされていました。
その際に「悪霊」までやってきてしまうわけです。
そこで、悪霊たちを追い払う儀式として、悪霊に扮した(仮装した)子どもたちに訪問してもらい、
玄関で「トリックオアトリート」と言ってもらいおもてなしをして帰ってもらっていたわけです。
そして,あの怖い顔したかぼちゃの「ジャックオーランタン」もこの悪霊を追い払うためのものなんです。
実は自分達を守るためのものなんですね~。(あんなに怖いから悪霊側かと思いますよね。笑)
日本ではその中の「仮装」だけが取り上げられているというわけですね。
色々な行事の本来の意味を調べてみるのもおもしろいかもしれませんよ。
それではみなさん!「トリックオアスタディ!!」